??本書はインターネットを通じて配信される日刊メールマガジンの大御所で、6万5000もの読者を誇る「今日の雑学+(プラス)」に掲載されたコラムをまとめたもの。キメラや睡眠遺伝子、ヒトゲノムなどの最先端テクノロジーに関するものや、不倫の起源、偉人の知られざる一面、樹齢4000年を越える木や光るタコ、さらにツタンカーメンや始皇帝の浴室などの世界遺産や自然の不可思議な現象に至るまで実に400以上のトピックを取りそろえている。 ??本書が類書と一線を画すのは、その独特の筆加減。筆者は知識を届けるに留まらず、雑学をとおして筆者の目に映る人間の可能性や夢、悲哀、虚無、その他もろもろをひっくるめて伝え、今日を生きていくための活力を提供している。時に親しい友に話しかけるような、時に父親が子どもに物語を語るようなその優しい文調は、HOWKS(Home Office With KidS)を宣言し、会社に縛られずに在宅で活動を続ける筆者ならではのものだろう。(佐藤敏正)
小橋さんというフィルターを通してわかった!?
あの小橋さんが、雑学コラムを一冊の本にまとめたという。 ネットを始めてかれこれ5年。いつの頃からか、氏の発行するメールマガジンの愛読者となっていた。 実に簡潔明瞭、思わずクリックを誘う巧みなコメントに感銘し、いつぞやファンレターならぬファンメール(?)を出したことがきっかけとなり、その後の札幌BizCafeでセミナーを担当する関係から、講師としてお呼びするに至った。 週末を除く毎日、多彩なテーマのコラムを書いておられる博学と思いきや、実はネットを駆使し、全て調べ上げた末の作品とか。 空港までお迎えにあがり、会場までの道すがらに感じた印象は、飄々としてそよ風みたいな方。そして実に人懐っこい印象である。 メールのやりとりはあったものの、直接お会いしたのはその時が初めて。しかし、旧知の仲と錯覚するほど、ひざを摺り寄せて話し込むことに。 朝日新聞への寄稿文に、自身のメールマガジンを「ヒューマン・フィルタリング誌」と定義されていたが、なるほどコラムを読み進めるほどに、氏の人懐っこいお人柄を感じるのは筆者だけか。 目の前の、たった一人に話しかけるのと同様に、優しい語り口は6万5000人を超えるメールマガジンの読者一人一人へ。そしてこの本の読者一人一人に話しかけているのだ。 本書はどこから読み進めてもいいと思う。どのコラムも皆、氏の優しく人懐っこいフィルターを通して語られている。必ずや貴方の心にも、優しいそよ風が染み透って行くに違いない。
講談社
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